男の子がいたら誰もが思うらしい。「バリカンで何とかならんか」と。
最近はぐっと減りましたが、それでもたまにいらっしゃいます。
「家で坊主しようと思ったら、思ってたようにならない」
お母さん、もしくはお父さんがホームバリカンでやっちゃうあ・れ(笑)
夏の暑いときなどは、散髪屋さんに連れて行こうとしても子どもは遊びに行っちゃうし、涼しくなってくると日が暮れるのが早くなってなかなか散髪しに行けない。
難しいカットはちょっと自信ないけど、今流行りのソフトモヒカンあたりだったら自分でも出来そうな気がする~♪
もし失敗しても、坊主にしちゃえばいいし~♪
散髪代も節約できるし、いいことずくめ~♪
まあ気持ちはわかります(*^▽^*)
実は案外難しいんですけどねえ~(汗)
ここでホームバリカンで注意してもらいたいことを少し。
コードレスの場合、充電をきちんとしておくこと。
髪を噛んだまま充電が切れると、刃が動かなくなってどうにもならなくなります。これがめちゃくちゃ痛いらしい(ご本人談)
バリカンの刃の長さは確認しておくこと。
例えば、彼(Sくん当時2さい)に使用したバリカンの長さは5mmです。
か、かっわいい~(ノ∇≦*) キャハッッッッ♪
でも、彼(Eくん当時30代)のサイドに入れたバリカンも5mmなんです。
ヘアスタイルが違うので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、バリカンの設定は同じ5mmなのに、印象はずいぶん違いますよね。
彼(Kくん当時30代)のサイドは2mmです。明日を見ているところらしい・・・笑
最初のSくんと同じくらいの長さに見えますが、実際は3mmも長さが違います。
これは、自分の毛量と毛の立ち具合、そして地肌の色も関係しています。
一般的に、小学生くらいの男子が「ぼうずにしてください」
とやってきたときは、この5mmを入れます。小学生くらいになると、髪も太くしっかりしてきてますし毛量もたっぷり。5mmバリカンを入れても、みっちりと毛があるので、バリカンを色んな角度から入れて、刈り残しのないようにしてください。
あまり短くしたくない、頭皮の色が白いので短い印象になりすぎる、という子は、7mmや10mmくらいでもいいかもしれません。でもその場合、どうしても生え際のうぶ毛がバリカンですくいきれず、スッキリ仕上げるにはハサミでそのぼやっとした毛を刈るという手間がいります。
バリカンの入れかたは、まずは
「この長さ、ちゃうかった!!!!!」
という痛恨のミスを最小限にくいとめるためにも、失敗しても目立たない後ろのほうから始めます。
この辺なら、「あっ!」って思ったときでもすぐにストップできるし、鏡の前で散髪していた場合も本人さんには見えないところなのでショックも少ないです(笑)
それは冗談ですが、ここはどっちみちヘアスタイルのなかで一番短くしていいところなので、短いバリカンを入れても大丈夫です。
ここで確認をして、この長さでいこうと思ったら、つぎに短くてもいいところ、もみ上げのところにバリカンを数センチほど入れて本人さんにも見せます。
そして親子の意思の疎通が感じられたら、この2点から上に向かってバリカンを進めていきます。
おまけ。
バリカンはあまり立てず、刃の部分は地肌につけながら進めるイメージで。
本当はつむじの辺りなど角度をきつめに入れないと刈りきれないのですが、最初から立てて入れると横にぐっさり入ってそこだけやけに短くなったりするので気をつけてください。
小さいお子ちゃまで、まだ髪がふわふわとして柔らかいときは濡らしすぎると地肌に髪が張り付いて刈りにくくなります。一度濡らしてクセをとったら、乾いたタオルで水分をふき取って根元から起こすようにしてからバリカンを入れて下さい。
そして一番大事なのは
本人に「ぼうずにしてもいいよ」という意思もないのにぼうずにするのはご法度!
いや~、これでよくもめてます(笑)
まだ小さい子だから、手間のかからないぼうずでいいよね。
と親は思いがちですが、小さくても本人のヘア。かならず「さっぱりするし、ぼうずにしようか」と許可をとってくださいね~♪
けっして無理強いはしないこと。
そしてあらっ!なんか思ってたのと違う!!!Σ(・ω・ノ)ノ!w
てなったときは、速やかにバリカンを置き、帽子をかぶせて散髪屋さんに行ってください(笑)、自分で何とかしようとすると深みにハマるので・・・