わたしがスカートを買ったわけ。
わたしには娘がおります。
明日で20代も半ばになるその娘は、わたしにとって大切で愛おしいかけがえのない存在なのですが、いかんせんスカポンタンなわけです。
離れて暮らして3年くらいになりますが、幾度となく面白い(時には面白くない)LINEをしてきます。
「鍵を職場に忘れた」←最終バスで自宅マンションに着いてからLINE。×2回。
「携帯を昨日のバスの中に忘れた」←夜更けにPCでFacebookのメッセンジャーに送ってくる。
「クレジットカードの磁気がやられて使えない」←現金が無い。
「鍵をエレベーターの隙間に落とした」←管理人さんに助けてもらう。
などなど。
つい先日も、宝塚市で有名な皮膚科に行くために、前乗りで自宅に戻ってくると言うのです。仕事が終わって、最終に近いJRを綱渡りのように乗り継いで来る途中、
「新大阪か大阪かで人身事故があって、電車止まった」とLINE。復旧はするけど、いつになるのか未定。阪急に乗り換える?いやそしたらこちらまで帰る宝塚線最終には間に合わない。
仕方ない、タクシーで。。。
「家に着く5分くらい前に、LINEしてもいい?」
という控えめで可愛いLINEの裏側には
「タクシー代よろしくお願いしていい?✨💓」という気持ちがスケルトンのように透けてみえる。
案の定1万円越え。タクシーの運転手さんは幸いいい人で、楽しくお喋りしながら帰ってきたそうです。
そんな損害も冷めやらぬついこないだ。
いよいよ鍵を落としたかもというLINE。
またかい。
マンションのドア前で、カバンひっくり返して探してるのか。。。想像すると、おもしろかわいそう。さんざんやり取りしたあげく、また鍵屋さんをお願いすることになりました。何回目やねん。鍵屋さんと結婚して欲しい。
最近の鍵はややこしいらしくて、2万請求。持ち合わせないし、給料日前やし、どうしよう…😭
どうしようと言うても、ほかに方法はあるまい。どうしようどうしようと繰り返される娘の嘆きは、まるでわたしに「ママが払うから、とにかく開けてもらいなさい」と言わせるための呪文に聴こえて…………
後払いにしてもらい、鍵を開けてもらいました。
「3月末までに振り込んだらいいんやって。ほんとにありがとうね💓」
う、うん………
タクシー代1万円、鍵レスキュー代2万円。
何にもどこにも残らないお金が、高すぎる‼️
いや本当に、助かったんですけどね。
神取忍が友達やったら、ドアノブをねじり切って開けてもらえたんじゃないかなあ。
大散財したわたし(しかも全然わたしに関係ない)は、自分の親バカぶりに「なぜだ!」と自問自答を繰り返して、あまりにかわいそうなのでご褒美に自分のスカートを買ったのでした。
ポイント使ったら3000円で買えました💓
春が近づいてきたので、新しいスカートはいてどこか行きたいなあ〜💓(カラ元気)