あなたの幸せを祈らせてください。
昨日の夕方、ゆうパックのご不在連絡票なるものがポストに入っておりました。
その日の17時までに連絡すれば、その日のうちに持ってきてもらえると書いてあったのを思い出し、玄関先にほり投げたままの連絡票を取りに行こうと店のドアを開けたら。
ちょうど向こうの角から歩いてきたおばさんに遭遇。このおばさん、とある信仰宗教にお勤め(笑)で、時折つかまる。
「こんばんはー。今お忙しいです?よね?」
ええ、割と忙しいですというオーラを全身に出しながら曖昧に微笑むと
「いえね、今私たちのグループで、いろんな方々の願いとか希望とかこうなったらいいな、って願いごとをこの紙に書いてもらって、グループでお祈りさせてもらってるんですよ。何でもいいんです」
と、黄色い紙を見せられる。
それは、サンタへのカードでも絵馬でも七夕の短冊でもない。ただのB5の黄色い紙。そこに
「名前」
「所属」(所属ってなにw)
「願いごと」
て書いてある。
「みんないろんなこと書いてますよ。宝くじに当たりますようにとか、成績上がりますようにとか、家内安全とか。何でもいいんですよ。お店やってはるなら、お店が儲かりますように、でもいいんですよ」
お店儲かりますように、って願いを本気で叶えてくれようとするなら、そこに集まって祈ってるらしい「私たちのグループ」全員がうちに来てパーマしてカラーしたらたちまち叶うけどね!!!
そういうことではないらしい。
そのおばさん、まあまあいい人っぽくて、邪険にあしらうのも気がひける。
でもね、幸せって、思いっきり努力するか、ありのままを受け入れるか、何でもないようなことを幸せだって思うことなんじゃないかと。誰かに祈ってもらったりするものではないんだけどなあ。。。
それより何より今はこの不在連絡票はおそらくお歳暮なので、これをいち早く連絡して受け取れるほうがよほど幸せなのに!!
一応
「サンタさんに欲しいものでも書こうかしら」
と、ちょっと乗ったフリして言おうとしたのに
「サンタさんに欲しいも」あたりで
「お店が儲かりますように、とかでもいいんですよ!」
てまた言われたので、そのまま書きました。
どんだけ業突く張りに見えたんだろう、わたし。。。
おばさんから解放されたのは、17時04分でした。。。ゆうパック。。。