仕事が好きか好きが仕事か。
こないだ、酔っ払って来店されたお客さまに
「ねーちゃん、あんたは仕事好きか?」
って言われました。ねーちゃん💓←そこ?
さあ、どうなんでしょうね。
その前に、お酒を飲んでる人には施術出来ないので出直してーーー
とにこやかに😊お話ししたら、めちゃ素直に帰って下さいました。
理美容師という仕事は、「なろう‼️」と思ってすぐなれる職業ではなく、専門学校行って国家試験受けて…となかなかに時間がかかる。
それだけに、この仕事に憧れてこの仕事が好きで、頑張って免許を取って、修業して技術を磨いて…自分のサロンを持つのが夢✨✨
という人が多いです。
それで言うと、わたしは2代目。そしてひとり娘。
いつの頃からか、「跡取り」というキーワードがわたしにまとわりついて、
「将来、何になりたい?」という妄想とか夢とかを持つことが無駄に思えて、そこの部分は削除して生きてきた気がします。
「えーそしたらこの仕事、好きでやってるわけじゃないんや」
と思われるかもしれませんが
「仕事が好きじゃない」わけではないんです。
ただ、理美容師さんからよく聞く「小さい頃から、友達の髪をいじったり可愛く結んであげたりするのが好きでした💓」という出発点からは、わたしは出発してこなかったというだけ。
お客様を綺麗にしたりかっこよくして、喜んでいただけるこの仕事はとても魅力的であり楽しい仕事でもあります。
この仕事が好きで頑張っている人と、なんら自分が劣るとも思ってません。
常に勉強をしているし、技術を学んでいます。
それはわたしの「人間としてのプライド」。
今まで色んな人に言われた
「2代目は甘ちゃん」
「2代目は親が築いてきた土台があるから楽」
まあ確かにそれはそうかもね。
わたしは「なにくそ根性」って持ち合わせていないので、言われて悔しい!とか、見返してやる!とかいう負けん気なんて全然ないの🤣
まあそうかもねーと思う。
で、その上で、自分の経営者としてのプライドと技術者としてのプライドのために、理容という仕事をしているわけです。
今、自分が憧れてた職業を諦めて、暮らしの為に違う仕事をしている人も多いと思います。
「こんなはずじゃなかった」って思って、なかなかやる気が出なかったりするときもあるかもしれません。でもそこでくさってると、人生が勿体無いな〜と思うのです。
好きかどうかなんて、どうでもいいじゃない。
その場所(職業)で生きることを決めたら、そこで最大級に努力してみる。工夫してみる。
あなたが「好き」な事よりも、あなたにその仕事が向いてるかもしれないよ。
そして
髪を切りたい時は、お酒飲む前に来てね✨💓