小さいブツブツ…お子ちゃまの肌に出来てたらそれは水いぼかも。
こんにちは。
寒いです。
朝、すごいカワユイお子ちゃまがご来店。カワユくてもお子ちゃまでも、流れている血は関西人です。
「おばちゃん、◯◯(自分の名前)な、イボンヌやねん」
なんやそれ。。。マドンナやったら知ってるけど。。。
面白い返しが浮かばない。。。
ニヤニヤしているお母さん。完全に試されてる。でもやっぱり面白い返しどころかイボンヌ自体がわからなかったので、シャレのわからないおばちゃんのていで聞き返しました。
「イボンヌって?」
水いぼのことでした(´Д` )
つるっとした小さいブツブツが、手のひらに数個出来てました。
写真NGでした。女子だから恥ずかしいそうです。
「これなー、なんでなるんやろ?」
お答えします。
水いぼは、伝染性軟属腫といいます。いぼも水いぼも、ウイルス感染なんですよ。ちなみに水いぼは「ポックスウイルス」、一般的ないぼは「ヒトパピローマウイルス」が感染して起こります。
水いぼは、接触感染でうつります。今回カワイイお子ちゃまは手のひらでしたが、手足だけでなく、背中や膝の裏や腋の下などいろんなところに出来ます。
なにかの拍子で水いぼが破れた時に、中のウイルスがほかの場所や人に触れて感染します。直接ウイルスに触れなくても、タオルを共有したりプールでの浮き輪やビート板などを介して移ることも。
あ、でも同じプールや温泉に入ったからといって移るわけではないですよ。
また、ウイルスに触れたから絶対に水いぼが出来るとも限りません。
傷や肌荒れ、アレルギー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が弱っていると移りやすいのです。
だから、常に皮膚を健康な状態に保てば、ウイルスの感染が防ぎやすくなるんですよね。
皮膚が乾燥していると、無意識に引っ掻いたりして傷が出来てしまい、そこからウイルスが侵入してしまうこともあります。
入浴後の保湿ケアなど、少しお子ちゃまのお肌の油分水分バランスを見てあげてくださいね。
水いぼが出来るのは子どもが多いとはいえ、大人にも出来ます。傷などができている指で直接ウイルスが触れたら、移ってしまうこともあるので気をつけてくださいね。
でも、水いぼは自然に治っていくものです。あまり神経質になるとどうしてもさわってしまい、水いぼを潰してウイルスが出てしまった結果また感染して水いぼが増えてしまうことも。
イソジンを塗ったり、木酢液を塗るという治療法もありますが、見た目で気になる場合はきちんと皮膚科を受診することをおすすめします。
いぼにはたくさんの種類があります。
その話はまた今度〜(*^^*)
カワユイお子ちゃま、皮膚科に行ってピンセットで…と言いかけたら、見たこと無い嫌〜〜な顔して
「痛いわ!絶対嫌!!」
と叫んでおられました。まあ考えてもピンセットで取るのは痛そうですね。。。自然に小さくなるのを待つほうがいいかと思います。
頑張れイボンヌ!!