子育て話。
まだ小さいお子ちゃまを持つパパさんがご来店。若いパパさんって、最近は子育てにも積極的ですね。いいことだ😊
わたしは自分の子育てに、全く自信ない。子育て、しんどかった。
親って「這えば立て、立てば歩めの親心」というだけあって、成長していくたびに次へ次へと心配ごとは尽きませんよね。
あの頃悩んでいたこと、気にしていたことなんて、今のこの心配に比べたらほんま小さなことやったわ…て思う。
赤ちゃんの時は「ミルクを飲まない」「寝ない」そこから「なかなか歩かない」「お友達と上手に遊べない」「勉強をしない」……果てしないわ!
↑さっき、「子育てがしんどかった」と書いたのは、別に我が子がダメな子やとか育てにくい子やったとかそう言うことではなくて
自分の昔の小さかった頃のことと、娘の「今」がリンクしてしまって、必要以上に感情移入してしまってた。
公園で遊ばせようと連れて行って、誰も知ってる子がいなくて1人砂場で遊んでいるのを見ていると、自分だったら寂しい、1人でいると友達がいないと思われるんじゃないか、仲間外れになってるんじゃないか…と色々考えて居たたまれなくなっちゃう。
そもそも娘は1人で楽しく遊んでるんやし、わたしと遊びたいならベンチに座ってるわたしを呼ぶし。こんな小さな子どもが1人で遊んでるのを、どこの誰が「友達がいない」って思うねん!!て頭ではわかってたんやけど、知ってる子がいる時じゃないと連れて行きたくなかった。娘がそれを望んでたわけじゃなくて、わたしがそっちの方が安心出来たから。
小学校の学期が終わる時、机の荷物を全部持って帰らないといけませんよね。お道具箱とか習字セットとか描いた絵とか。
1日で持ち帰るのは大変やから、何日かに分けて持って帰っておいでよって何回も娘に言ってた。わたし自身も、まあ今日はいいか明日でいいか、と思って前の日まで何にもせず、終業式の日に「えーこれ全部持って帰らないとあかんの?」って、顔面蒼白になってたから。
で、娘も今日はいいか明日でいいか、のタイプで、前日までにちょびっとしか持って帰って来なかった。それを見ていたわたしだけが必死になって「どうすんの?持って帰れないよ!!」って思ってたわ。。。
案の定、終業式には右手にお習字セットにカバーに入れたお道具箱、左手に体操服入れや上履き入れ、脇に画用紙丸めたのを挟んで、えっちらおっちらヨタヨタしながら帰ってくる。気になって何度も外まで出ては目をこらしているわたし。
今思えばユーモラス。そんなこと何でもないことやし、駆け寄って荷物を持ってやってもいいし、笑いながら「がんばれー」って言って道路で待っててやってもいい。
なのにその時の自分は、その姿が自分と重なって
「頼む、ちゃんとして!」
って思ってたわ。
「ちゃんとする」って、何やろね。
自分の中にある「ちゃんとした子ども」…勉強はそこそこでも友達が多くて元気で明るくて優しくて…理想はエンドレスw そんな子なんてどこにもいないし、そんな子なんかよりも我が子の方が断然愛おしくて可愛いのに。
たぶん…わたし自身が「子どもだった頃の自分」を愛せてなくて、思い出したくなかったんやと今ではわかる。もちろん、娘という存在は自分とは違う人間なんだとわかってはいたけど。
大きくなって来たら来たで、彼氏がいるのも心配いないのも心配、お肌が荒れてたりしたら心配、就職先でヘマをしていないか、お金を使い過ぎていないか…
もう、あの頃の「寝る時にいつも泣く」とかいう悩みなんかホンマどーでもいい!!何やったんや!しょーもない!!とか思う(笑)
そんな話を、若いパパさんに話したら
「そっかー。今ボクが、子どもたちが兄弟喧嘩ばっかりするって悩んでることも、何年かしたらあの頃そんなことで悩んでたんがアホみたいやわ!ってなるんかもなー」
って。その通りです(笑)