本と映画

「エゴイスト」を観て考える。愛情に正解はないんだな。

観たいと思っていた映画が、かなりの高確率でいつの間にか終わってるという悲しい日々。

今回ばかりは!と意を決して、観てきました。
「エゴイスト」

 

ネタバレしちゃうほど語彙力ないのでご心配なく。

人を愛するって、男女とか若いとか高齢者とか
きっと関係なくて、

でも世の中の圧倒的大多数からはみ出すと
とっても居づらい世界に私たちは生きてる。

浩輔の愛し方が正しいのか、それはエゴなのか
わたしには分からない。

「本当に相手を思うなら〇〇した方がいい」
「本当に愛してるなら」

ってよく聞くけど

愛し方に正解はないし、間違いもないんじゃないかなあ。わたしには正解が分かりません。

相手を愛したい、相手の喜ぶ顔が見たい、相手のために何かしてあげたい。そう思って行動する浩輔が、反面「愛が何なのかわからない」と苦しむのは、見ていて愛おしくなりました。

もちろん龍太(宮沢氷魚)も良かった。
浩輔は、自分のエゴに苦しみながら、ときに龍太や龍太の母(阿川佐和子)に謝りながら、彼とその母親丸ごとを愛してしまう。


愛することを謝るなんて、辛すぎるけど。


実際あんなことがあれば、少なくても恋人の母親なら引くかもしれないなあ。
でも、浩輔は、愛をそんな形で、彼なりに一生懸命に表してるんだろうなあ。

人を一生懸命に愛した事のある人なら、浩輔の愛をエゴだとは思わないんじゃないかな。

ラストの阿川佐和子のセリフ。甘えるようなちょっとしたわがまま。家族ならなんてことないセリフだけど、それが浩輔の聞きたかった言葉なのかも。愛してよかったんだよ、浩輔。

それにしても、鈴木亮平と宮沢氷魚はでかくて阿川佐和子は小さくて、並んだ姿は面白かった。

映画館に行くと、上映中や公開予定の映画のポスターがずらりと並んでて、映画もっと観たくなりました。とか言って、また逃すんだろうけど…。

 

 

 

 

 

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