綾子のお母さんに学んだこと。
今日のブログは、理美容とまったく関係ありませんので、興味ない方はそ~っとページを閉じるか、我慢して読んでくださいΨ( ̄∀ ̄)Ψケケケ
今朝、娘が言い出しました。
「スーツのベルトが無い」
今日は、通っている専門学校で履歴書の写真を撮るとかで、就活スーツでの登校でした。年末前にスーツを購入して、その時にブラウスはもちろんのことベルトやストッキングなど小物もきちんと買ったはず。何で無いねん!!!
しかももう家を出る時間は迫っている。
そもそも、昨日のうちに全部を一通り用意してチェックしておくべき。
でも、袖やパンツのすそを直してもらったのを取りに行ったのはわたし。というか、誰が責任あるかどうかなんて、今ここでは関係ないしとにかくベルトを探そう。
と探したけど、なにせベルトが無いと言い出したのが出かける15分前(笑)
仕方ないのでパンツをやめて、スカートにチェンジ。スカートならベルトしなくても大丈夫~♪
どたばたしながらもなんとか身なりを整え登校しました。初めて袖を通す新品のスーツだというのに、そんな感慨もどこへやら。
はあ~・・・・
ふと、空っぽになったスーツカバーを見ると
ハンガーにかけてたけど、滑り落ちたのか・・・カバー底にちゃんとあるやん。
あるやん。
ちょっと見たらわかるのに!!!!【#・∀・】ムカムカ
こういうとき、わたしはいつも思い出す言葉があります。
もう、作品を読みすぎてどの本だったのかは定かでないのですが、三浦綾子さんの自伝の中で、綾子さんが幼いころに妹さんがお母さんのお手伝いをしようとして茶碗を割ってしまうシーン。
綾子さんが妹を厳しい言い方で叱ると、それを見ていたお母さんが、あとでそっと綾子さんを物陰へ呼びます。そして
「綾ちゃん。自分が一度も失敗をしたことないかのように、人を叱ってはいけませんよ」
細かい言い回しは忘れたけど、こんな意味のこと。
わたしがこれを読んだときはまだもちろん独身、というよりもどっちかというとまだまだ子どもだったころ。親に怒られるばかりの時代だったので「そうだそうだ!」と一人で思ったものでした(笑)。
でもやがて修業先でも後輩が出来て、教えているうちにムキーーーッとなったり。
彼氏が出来たときにはつまらないことでヤキモチ妬いたりふくれたり。
娘が出来てからは育てるうえで叱り飛ばすことも多いです。
でもいつも思い出す。
「綾ちゃん、自分が一度も失敗したことないかのように、人を叱ってはいけませんよ」
わたしは綾ちゃんじゃないけど(笑)
この言葉はたくさんのことを教えてくれています。そして、大人になっても怒られてばかりのわたし、この言葉に救われてもいます。
茶碗を割った妹を叱った綾ちゃんを、姉としての自尊心を踏みにじらないようにそっと物陰に呼んでから静かに叱ったお母さん。
失敗を一度もしたことのない人なんていない。だからね、わたしだって、あなただって失敗する。
失敗しても「大丈夫」。
三浦綾子さんは1999年10月にお亡くなりになりました。
いつか、北海道にある三浦綾子記念文学館に行くのがわたしの夢です。