電車で本を読む。
日ごろ「通勤」がないわたしは、電車に乗る機会が少ない。乗るといえば2週間に1度、手芸教室に通うため大阪に行く時くらいかな。
なので、「電車に乗ること」がわたしにとっては非日常。この季節、本当に暑がりのわたしがホームに立つとかなりの高確率でこれが目の前に停まる。
わかる?弱冷車(笑)
昨日もそうだったわ。おもむろに車両を移ったけどね。
昨日の目的地・京都大宮までは、電車で1時間ちょい。アプリで検索すると、阪急電車で十三まで行って京都行きに乗り換え。京都河原町行き特急に乗って、桂で準急に乗り換え。
誰かとの待ち合わせもない、1人旅だったので最寄駅から終点大阪梅田まで行って、特急をわざと見送り準急に乗りました。
特急→準急乗り換えより15分くらいは時間が余計にかかるみたいだけど、ゆっくり本が読みたかったんです。
自分はなかなか旅行に行かないけど、なぜか旅ルポが好き。しかもインドやアジアの発展途上国を回って、騙されたり発熱でウンウンうなされてたりホテルのシャワーが断水したりするという、そのタイプの旅ルポ。
「あの日、僕は旅に出た」著者の蔵前仁一さんの本を読むのは初めて。蔵前さんは、アジアやアフリカを旅しながら、時々日本に帰っては資金稼ぎにイラストや書籍のレイアウトなどのバイトをしてまた旅に行くという「旅人」。旅の話だけではなく、会社を立ち上げて旅の本を出版した時の苦労話なども書かれてあって、面白い。
「この人の本は面白いから、他の著書も読みたい」とカバーの裏表紙に書いてある「過去の著作品」を期待満々で買い求めると、だいたいがっかりしちゃうのだけど。
今回もまたカバーの裏表紙に書いてある過去の著作品をメモったことは言うまでもありません(笑)。
雨が降ったりやんだりの京都までの道を、阪急電車に乗ったわたしはゆっくりのんびりアジアの旅行記を読むというしばし至福の時間。
さて、大宮まで行った理由はまた別の機会に。←ぜんぜん大した理由じゃないわw