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コンプレックスを強みに変えて。
年内最後のブログになります。
いや、暇だったらまた更新するかも・・・でもそしたら暇だとばれてしまうので、やっぱり年内更新はしません(泣)
自分好きなん?いやそういうことじゃない。6回ぐらい撮り直した(笑)
昔は写真を撮るのが嫌いでした~。今はiphoneでもアプリが色々とあるので、色々加工するとそこそこキレイに撮れるんですよね♪
「え?別にキレイに写ってないで」
というクレームは受け付けません(笑)
いやそんな話でもない。
今日はコンプレックスの話なんですよ。私は生まれつき、口唇口蓋裂という病気を持って生まれました。聞いたことありますか?
もちろんそのままではミルクも飲めないし言葉も発音できません。なので赤ちゃんの頃に縫合手術をしました。
もう48年前の技術なので、縫合手術の跡もすごく目立ってました。発音も小さいころからリハビリで練習しましたが、空気の抜けたような発音でした。
幼稚園の頃と30歳くらいの頃の2度、形成手術を受けなおしました。
学生の頃はずいぶんといじめられたものです。
(この先は数行ほど陰気くさい文章になりますが、笑ってお読みください)
学校には化粧もしていけないので素顔のまま。縫合跡が目立つし、唇が歪んでいたのでよく男子からは「変な顔」と言われました。
言われた自分も意固地になって、わざと無視したり「あんただって変な顔やんか!」というなんのひねりもない返しをしてみたり。そんな時に限って、言ってくる男子はそこそこのイケメン。言い返しにくいわ。
高校を卒業して専門学校に行くようになって、やっとお化粧できるようになったので張り切ってメイクを始めました。ありがとうお求めやすい価格のメイベリン!!
それから今に至るわけですが。あの頃の私から比べるとずいぶんと自分自身変わったのではないかと思えます。
もちろんメイクをするようになって、顔のコンプレックスが若干ましになったというのもあるのですが、「私、コンプレックスがあるねん。顔に傷があって、それがすごく引け目に感じるのよ」と口に出して言えるようになりました。
ちょっと昔は、その話すら出来なかったんです。街で同じ口蓋裂の手術跡の人を見かけると、そっと離れていました。人と話していても、口元を見られているのではないかと気になってばかり。
それがいつしか、「私だからこそ、顔にコンプレックスがある人の気持ちがわかるんじゃないかな」と思えるようになりました。
お顔剃りやお顔ほぐしでよく聞かれる「お化粧は落としていったほうがいいんですか?」
「いえいえ、こちらで取りますのでメイクしたまま来て下さい。お帰りのときにメイクするなら、ご自分のメイク道具持ってきてくださいね~」
と答えます。顔に傷がある、人に見せたくないコンプレックスがあるという人にとって、メイクを人前で落とすということがどれほどストレスか。
私には手にとるようにわかるのです。そして、ご来店いただいたその人が
「私、ここに傷があって」
「ここにあざがあって」
とご自分が言い出す気持ちも、よくわかるのです。
あっ!って思ってるやろなあ~でも、あっ!って顔したらあかんって思ってるんちゃうかな~先に自分からちょっと言うとこか。
て、考えなくてもいいことをぐるぐると考えちゃうのです。
私だって、よその人にお顔剃りやエステをしてもらうのはめっちゃ勇気がいります。
「あ、手術跡あるんですか?そんなん全然気になりませんよ~」
とか言ってくれる人もいますが、こっちが気になるねん!てなります。
でもね、私は思います。
この「口唇口蓋裂」がなかったら、私は今よりも人の気持ちがわからなかったのではなかったかな。
そして、同じようにコンプレックスを感じながら、お顔剃りやエステに行きたくてもやっぱり気がひけてしまう。。。という人に
「わかるよ、私も一緒やもん。辛かったよね。」って心の底から言えます。
どうせ何をしてもこの傷は消されへんし、化粧してもやっぱりわかるもん。
というひとに、
「私もそうやねん、化粧してもやっぱりわかるで~。でもさ、だからと言って諦めてしまうのってもったいなくない?
笑顔ってどんな人でも輝いてると思うねん。だからこそ、笑顔になるために自分を磨こうよ。自分で自分をいたわって、写メもいっぱい撮ってみたら、この角度やったらあんまりわからへんなっていう奇跡の角度が見つかるねん。
そしたら写メ撮るのも楽しくなるし、そしたらどんどん写真撮りたくなるよね。そしたら少しづつでもこのコンプレックスが軽くなってくるんちゃうかなあ。」
って話したい。↑友達か(笑)
すっぴんになるのが気になって・・・という方は、閉店時間ギリギリに来ていただくという方法でやらせていただいてます。
ただこれは、事前予約が必要です。
このブログ書くの、昨日からのべ3時間くらいかかりました。
別にセンチメンタルな気持ちになって手が止まったからではなく、いきってパソコンで書き始めたのでキーボードを打つのが遅くて。
アホみたいにへらへらして見える私、でもあなたの気持ち、きっとわかるよ。
と言いたかったんです。
それだけのためにこんな長いブログかい。
年内無休です。