髪の毛は実はもうそこにある。
2015/07/16
男性女性問わず、よく相談をうけるのは
「最近髪が薄くなってきた」「抜け毛が多くなってきた」
という薄毛についてです。
若いころはヘアサロンに行っても「梳いてください」とリクエストしていたくらいなのに、今は自然に透けている・・・。
髪は適切なサイクルで抜けていかないと、新しい髪は生えてきません。
「抜けたまま生えてこない」というのは間違いなんですね。
髪が最初に頭皮という土壌から顔を出すときは、目に見えないうぶ毛のような「ヘアキャスト」と呼ばれる姿で出てきます。
髪の毛の赤ちゃんですね。
その赤ちゃんは最初、とってもふわふわでデリケート。それが少しづつたくましくなって、目に見える「髪の毛」になっていきます。
寝癖ではねた~ 髪を染めたいな~
パーマあてよかな~ 今日は頭髪検査だからくくろう
そんな時期が4年~6年くらい。これを「成長期」といいます。
それが過ぎるともう育たなくなります。「退行期」といいますが、これがだいたい数週間です。そののち「休止期」がやってきて、その髪の奥底でまた新しい赤ちゃんが育ってくるようになります。
そしてその赤ちゃんによって古い髪の毛が押し出されて抜けていきます。
「薄毛」はその正常なサイクルを待たずして抜ける髪が多くなってきているのです。
なので、「発毛」という言葉は実は間違っています。
髪の赤ちゃんは見えないけれど、頭皮にちゃんと生えてきてるのです。それを正しいサイクルで育てることが大切なのです。
間違ったマッサージ方法、間違ったシャンプー選び、もちろんバランスの悪い食生活や普段のストレスなど、薄毛の要因はたくさんありますよ。
今後このブログで、少しづつお話していこうと思います。